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「抱っこ紐外し」行為について

2019.10.03

抱っこひも安全協議会では2019年9月中旬よりソーシャルネットワークをはじめ、インターネット上で議論になっている「抱っこ紐外し」行為について質問や意見をいただきました。以下にその内容と抱っこひも安全協議会の見解を紹介させていただきます。

■抱っこ紐外し行為をどう思うか?

抱っこ紐外し行為は、見知らぬ第三者が突然背中に位置するバックルを外す行為と報じられています。

現在流通する一般的な抱っこひもにおいて、背中のバックルが突然に外された場合、乳幼児が腰ベルトを起点に回転し頭から地面へ落下すると考えられ

極めて危険な行為であると考えます。腰ベルトは約1mほどの高さと推定され、その高さから乳幼児が頭部から地面に落下したときの衝撃は極めて大きく、

死亡事故となるリスクは極めて高い。この行為は悪戯ではなく、極めて悪質かつ残忍な行為であり決して許されるものではありません。

決して行わないでいただきたい。

■抱っこ紐外し行為の被害通報はあったか?

抱っこひも安全協議会には、抱っこひも外しによる被害の報告はございません。

■抱っこ紐外し行為から身を守る対策はあるか?

バックル等の固定箇所を第三者に容易に触れさせないために、抱っこひもの上から上着を着る、リュックを背負うなどが考えられます。

電車やバスなどの公共交通機関では、リュックを外して乗車することが考えられ、上着を着るほうがより現実的と考えられます。

また、手が塞がっていないときには、いつも乳幼児に手を添えておくと、もしもの時に対処が容易になります。

抱っこひも安全協議会