安全基準について

 

抱っこひもの安全基準について

ここでは、抱っこひもに設けられている世界の安全基準について簡単にご説明させていただきます。安全基準を取得している抱っこひもが、どのような試験・検証を行っているか、ご参考にしてください。

  

EN基準

ENヨーロッパ連合(EU)地域で適用される任意の統一安全基準です。一般的な抱っこひもとスリング双方の基準があります。特徴としては、製品の構造に細かな規定を設けることで安全性を担保しており、製品への注意表示や取扱説明書への表示よりも重点を置いています。製品強度においては、抱っこを想定した細かな連続した衝撃への耐久性が規定されており、より日常的、継続的な連続使用に対する検証を行います。

  

ASTM基準

ASTMは、アメリカの安全基準です。一般的な抱っこひもとスリング双方の基準があります。 抱っこひもの基準は強制規格で、取得しなければ販売ができません。製品の構造への規定より、製品への警告表示、取扱説明書への表示を規定することで安全を担保しています。より、使用者の注意喚起を重視しています。製品強度については、連続した耐久性と一点に強い負荷をかける丈夫さの双方が求められ、丈夫さへの検証が重視されています。一般的な抱っこひもの基準のみですが、横抱きが含まれるのが特徴です。

  

SG基準

SGは、日本の任意の安全基準です。製品の構造、製品への注意表記、取扱説明書の表示の全てにおいて細かく規定されており、製造メーカー・使用者双方ともに重視した規定内容になっています。 他の基準にはない上部からの落下の危険性を安全規格に組み込んでいます。製品強度については、抱っこを想定した連続した耐久性よりも、一点に大きな負荷をかける丈夫さを重視しており、最大70kg(製品の構造による)に相当する負荷をかけた試験を行います。

 

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